6.年頭のご挨拶
新年あけましておめでとうございます。
2021年も粛々と相続相談室のコラムを続けていきたいと思います。
昨年の暮れ、国税局より「令和元年分相続税の申告事績の概要」が公表されました。
令和元年(2019年)に亡くなった方の相続税の課税についてまとめたものです。
こちらによると、埼玉県では令和元年に69,537人の方が亡くなっていて、そのうち7,035人が“税額のある相続税の申告書の提出に係る被相続人数”つまり、
「県内は7000件の相続税申告がありましたよ」とのこと。
割合にして10.1%、この数字は前年の平成30年とほぼ同様の結果でした。なお、隣接している茨城県6.0%、栃木県6.4%です。
加須市の死亡者数:1,192人 ※出典/総務省「住民基本台帳人口・世帯数」2020年1月1日現在
久喜市の死亡者数:1,494人 ※同上
小計 2,686人
仮に埼玉県北部の課税割合が7.0%だとすると、この地域には毎年188件(2,686人×7.0%)の
相続税申告に難儀している方がいることになります。
今はまだその1~2割ほど方の手助けをするのが精一杯な私たちですが、昨年10月より国税局出身の税理士の先生にも顧問として参加いただきました。
それを力に、昨年よりも1人でも多くの相続税でお悩みの方の力になれるように努力をしてまいりますので、本年もよろしくお願い申し上げます。